腎臓内科Nephrology

慢性腎臓病の早期診断・進行予防に取り組んでいます。
健診で血尿、たんぱく尿、腎機能低下を指摘された方は、慢性腎臓病に注意が必要ですので、一度ご相談ください。
当院では腎臓専門医により、健診の結果説明から適切な治療の提案まで行っております。
透析予防指導の相談もお受けします。
ステロイドや免疫抑制剤を使用しているネフローゼ症候群、膠原病の診療も行っております。

糖尿病、腎炎、高血圧、痛風などさまざまな原因によって起こりますが、腎臓は「沈黙の臓器」とも呼ばれ自覚症状がない事がほとんどです。そのため、健診や偶然受けた尿検査や血液検査で病気が見つかる事が多いです。慢性腎臓病の問題点は、腎不全をまねいて透析が必要となったり、心血管疾患(心筋梗塞や脳卒中)の危険が増す事です。
問診、診察、検査結果(血液・尿検査、画像所見、腎生検※)などから診断、治療方針をご説明します。
早期発見、早期治療で、慢性腎臓病の進行を予防することが大切です。
※腎生検(腎臓の組織検査)が必要な場合は、大垣市民病院など基幹病院と連携いたします。
●糖尿病、高血圧、脂質異常症、高尿酸血症などをお持ちの方
●ご家族が腎臓が悪い方
●腎臓病が心配な方
腎臓に関してご相談をお受けいたします。診察のついででも結構ですので、お気軽にお声がけください。

| Cr(クレアチニン) eGFR |
腎機能の指標になります。 性別・体型により正常範囲が異なりますので、解釈に注意が必要です。 Crの推移、eGFRの変化を追跡して、経過を観察していきます。 |
|---|---|
| 尿 検 査 | 血尿、たんぱく尿などの状態を確認します。 当院では尿蛋白/クレアチニン比(1日の尿蛋白量に相当)を当日説明可能で、 病勢をより正確に判定し、治療の方針を立てていきます。 |
| 電 解 質 | 主にナトリウム、カリウム、カルシウム、リンなどを確認します。 特にカリウム異常には注意が必要で、食事療法や内服薬の見直しが必要になります。 |
| 超 音 波 | 腎臓の形態の確認を行います。(腎のう胞、腫大、萎縮、結石など) |
患者さまごとに一部内容は変わりますが、概ね下記について定期的に確認をしています。



腎臓管理のミソとも言えます。減塩、たんぱく制限、カリウム制限などが挙げられます。
患者さまの生活背景や食習慣などを確認し、まずは長く続けられる達成可能な目標を決めて取り組んでいただくようにしています。
食事指導ではダシ、減塩醤油、スパイス、カレー粉、レモンの利用など、減塩のコツを説明いたします。
一般的に血圧130/80以下が目標となります。
血圧管理については、減塩が第一で、お薬については患者さまの病状に合わせて選択します。(たんぱく尿の有無や腎機能の数値、高カリウム血症の危険性など)ご年齢・持病により管理目標が異なりますので、患者さま一人ひとりに合わせてご説明します。
また年齢や病状に合わせて、SGLT2阻害薬内服による治療も行っています。
●むくみ
十分に尿が出せずにむくみが出ます。
減塩、水分管理、利尿剤で主に治療します。心不全、甲状腺機能低下症、深部静脈血栓、薬剤性などの鑑別も必要です。
●貧血
鉄分の補充やエリスロポエチン注射で主に治療します。亜鉛など微量元素不足が隠れていることもありますので、検査にて不足が確認されればお薬などで補充を行います。
●高尿酸血症
腎機能が低下すると、尿酸の排泄が低下し、血中の尿酸値がしばしば上昇します。生活習慣指導で低下してこない場合は尿酸の産生を抑える薬を使用します。
●高リン血症
腎機能の低下によってリンの排泄が低下します。動脈硬化のリスクになりますので、必要に応じてリン吸着薬を使用します。
●高脂血症(脂質異常症)
慢性腎臓病で合併が多いです。LDL-コレステロールや中性脂肪の値を確認し、生活習慣指導で低下してこない場合はスタチン製剤を使用します。
●カリウム異常
腎機能低下、降圧剤による副作用でカリウムが上昇することがあります。食事や薬剤の見直し、カリウム吸着薬で主に治療します。重度の高カリウム血症は心電図変化を伴ってきますので心電図検査も適宜行います。
●酸性・アルカリ性のバランス異常
腎機能が低下すると体内が酸性に傾きやすくなります。重曹の内服で治療します。
●球形吸着炭
活性炭(クレメジン)に尿毒素を吸着させる治療です。
むくみで気づかれる事が多い高度な蛋白尿を呈する病気です。診断には腎生検(腎臓の組織検査)が重要で、大垣市民病院など基幹病院に紹介いたします。初期治療が安定しましたら、当院での引き続きの治療(ステロイドの減量、免疫抑制剤の使用など)をご相談ください。
主に腎臓と関係する膠原病(全身性エリテマトーデス、シェーグレン症候群、血管炎症候群、関節リウマチ※など)の診療を行っています。重症例や入院検査・治療が必要な場合は基幹病院へご紹介いたします。ステロイド、免疫抑制剤などを用いて治療を行います。※現在当院では生物学的製剤は取り扱っておりません。必要時、基幹病院などへご紹介いたします。